高度経済成長期に始まった農村から都市への人口流出により、農村の過疎化・高齢化が進み、その持続性も問題になってきた。しかし、近年になって、これまで対立的に描かれることの多かった都市と農村との関係に変化が生まれている。

本講義では、(1)日本農業・農村の問題状況を踏まえ、(2)都市農村交流を推進してきた政策の流れを理解し、(3)欧州の事例とも比較しながら日本型グリーン・ツーリズムの多様な形態や、(4)「農村移住」や「関係人口」など、ライフスタイルに関係する最近の交流形態について事例研究を行う。

また、農村で行われている地域づくりをフィールドワークします。現場での実践で学びを深めたいと考える方の参加を歓迎します。